暗闇でドッキリ

ピンク・パンサー フィルム・コレクション

この作品、ピンク・パンサーの名前が冠についていないので忘れられがちですが、れっきとしたピンク・パンサーのシリーズ、第2作目にあたります。



フランスの大富豪バロン(ジョージ・サンダース)の邸宅で殺人事件が起こります。パリ警視庁のクルーゾー警部(ピーター・セラーズ)が急行したところ、女中のマリア(エルケ・ソマー)が殺したとしてドレフュス署長(ハーバート・ロム)は彼女を逮捕。ところがマリアに一目ぼれしたクルーゾー警部は、彼女は真犯人ではなく誰かを庇っていると独断で決めつけてマリアを釈放して尾行することにします。ところが今度はバロン邸の庭師が殺されて、その場に居合わせたマリアは再び逮捕されます。ところがクルーゾー警部はまたも彼女を釈放して、真犯人を突き止めようとします・・・・・・。

『ピンクの豹』の直後に作られたピーター・セラーズ扮するクルーゾー警部が主人公の映画です。この11年後に作られた『ピンク・パンサー2』が2を名乗っているものですから話はややこしくなります。そもそも「ピンク・パンサー」とは『ピンクの豹』に出てくる宝石の名前だったはずなんですけどね。よって、この映画のオープンニング・タイトルは実にブレーク・エドワーズ監督らしいアニメーションなんですが、クルーゾー警部は出てきてもあのピンク色の豹は出てきていません。

ここでもピーター・セラーズは実にお約束でベタなドタバタを演じています。変装して尾行をしようとして捕まってしまうというてんどんは、判っていても面白いです。謎の殺し屋が次々に誤って違う人を巻き込んでしまうのも、またお約束。最後の、推理ものでよくある一同を居間に集めた時に起こる混乱がたまりません。ヌーディスト・クラブでの一悶着もありました。あのヌーディストたちのバンドってかなりシュールです(笑)。

後の作品にも出てくる重要なレギュラーであるケイトーやドレフュス署長が出てきたのも、この作品からですね。どちらもこの映画では物語の中で重要な位置を占めています。特にケイトーは最初から最後まで暴れまわってますね(笑)。


【暗闇でドッキリ(A Shot in the Dark)1964年 USA】
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by santapapa | 2005-04-29 23:48 | 洋画一般
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