エリミネーターズ

ELIMINATORS

ある映画がヒットすると柳の下のどぜうを探して、それに似せたタイトルの映画が出てくるのは世の中ではよくありがちな現象ですね。



メキシコの山奥にある秘密研究所では、マッド・サイエンティストであるアボット・リーブス博士(ロイ・ドートリス)とタカダ博士(タッド・ホリノ)が人間に機械を埋め込んだ改造人間、マンドロイドとタイムマシンの研究をやっていました。飛行機事故で研究所近くの川に墜落して瀕死の重傷を負ったジョン(パトリック・レイノルズ)は記憶をなくし、博士の手によってマンドロイドとして生まれ変わります。やがてリーブス博士はタカダ博士に利用価値の無くなってきたジョンを解体するように命令します。半分はまだ人間の脳を持つジョンにそんなひどいことはできないと、タカダ博士はジョンを脱走させることにします。だがその計画はばれてしまいタカダ博士は凶弾に倒れ、息を引き取る時にジョンに、リーブス宇宙研究所のノラ大佐(デニース・クロスビー)に会うように言って亡くなります。必死の思いで脱出したジョンはリーブス宇宙研究所に現れます・・・・・・。

一時期、『タフミネーター』だの『タツミネーター』だの(苦笑)というタイトルを見かけたことがありますが、これも多分そういう意図を感じるタイトルの映画です。原題も『ELIMINATORS』で除去するものとか、交流受信器の意味。空調機や冷却塔の水分飛散防止器もエリミネーターと言いますわな。で、結局内容から言ってどうしてそういうタイトルがついたのかよく判りません(笑)。

主人公・・・・・・と思われるジョンは、飛行機事故に遭ったところを悪のマッド・サイエンティストに改造された改造人間。ここではマンドロイドと呼ばれています(爆笑)。普通はサイボーグとでも言うところでしょうが、人間(マン)とアンドロイドの造語なのか、かたくなにマンドロイド。まずそのセンスに思わずシャッポを脱いでしまいます。

そしてこのマンドロイド、左腕にいろんなアタッチメントを取りつけることができるという、ヒットして日本の玩具メーカーと提携したら一儲けできそうな仕様になっています。レーザー・ビーム発射装置や、ミサイル発射装置、果ては魚雷発射装置までいろいろなオプションが選べて、しかもそれらはすべて背中の背負子の入っています。さすがに『ケンタッキー・フライド・ムービー』の「ドラゴン イカレの鉄拳」に出た敵の首領がつけていた電動歯ブラシみたいなオプションを見かけなかったのは残念。

足の裏にはハイドロ・ジェットがついていますが、すぐに故障してしまいます(笑)。足のかわりに戦車型の大型キャタピラも装着しますが、これが歩くのよりも遅いという移動速度。しかも、コケたら起き上がれません(爆笑)。だめじゃん。

このあたりで随分主人公であることが疑わしくなりますが、さらにクライマックスであっさり感電死しちゃいます(あ、ネタバレしちゃった(笑))。で、その数分後のラストでは仲間にすっかり忘れられているという存在感の無さが哀れを誘います(爆笑)。

では、その仲間を紹介しましょう。このジョンと行動を供にするのが、まずノラ・ハンター大佐。リーブス宇宙研究所のロボット工学に詳しい美人博士で、服を着たまま水に入ったりと、お約束のお色気担当もこなしています。マスコット的な小型ロボットを引き連れています。途中で出合ってボートで悪の要塞まで案内するカウボーイ気取りのハリーは一般人ですが、これが意外に頼りになる人物。そして、もう一人。出ましたよ。お待ちかねの、ニンジャであるクジが仲間に加わります。親のタカダ博士と苗字が違うのは里子にでも出されたのでしょうか。このクジ、悪のマッド・サイエンティストのパートナーであったんですが、ジョンが悪の要塞から脱出する手ほどきをしてくれたタカダ博士の息子であったりするのですが、クンフーを使い、刀を使い、もちろん手裏剣も投げて、なにげにかなり強いです。

こうして、マンドロイド、美人博士+ミニ・ロボット、カウボーイ、ニンジャという豪華なメンバーで、悪の要塞に乗り込んで、タイムマシンで運んでこられたローマ兵と闘いながら、悪のマッド・サイエンティストを倒すという物語です。どうやって倒したかは、結構しょぼい気もするのでネタバレできません(苦笑)。

製作はエンパイア・ピクチャーズ。う~~~ん、さもありなん(苦笑)。テレビ放映時は『エルミネーター』というタイトルだったそうです。


【エリミネーターズ(ELIMINATORS) 1986年 USA】
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by santapapa | 2005-04-25 21:37 | 洋画一般
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