天使のウィンク 日光猿軍団

10年前にテレビのバラエティ番組などに出演して、人気を得た猿回しの集団である日光猿軍団をフィーチャーしたファミリー映画です。ってか、こういう映画が当時封切られていたことさえ知りませんでした(苦笑)。



日光猿軍団の新米調教師・佐竹耕作(高木延秀)は、一生懸命猿の良太に芸を仕込もうと頑張りますが、良太は一向に覚えようとしてくれません。悩む耕作を同僚の一ノ瀬綾子(渡辺美奈代)はなぐさめます。実は猿の良太は人間として生まれてくるはずだったのですが、天使の手違いで猿になってしまったことを知り、良太はこっそり逃げ出して10年前の同じ日に自分の代わりに生まれた子供を探しに行きます・・・・・・。

あらすじだけで大体想像がつこうものですが、邦画ではよくありがちななんとも説明に窮する映画です(苦笑)。主演となっている新米調教師役の高木延秀(本当は猿が主演なんですが(笑))はジャケットに「忍者」と書いていたので、「すわ、途中で忍者に変身するのか?」と期待していたら、ジャニーズ事務所からデビューしたグループ「忍者」の一員でした。でもって登場シーンは少ないのですが、冗談抜きによっぽど猿軍団よりもうまい芸を見せてくれます(笑)。映画自体はなんとなく、人気がある日光猿軍団と忍者の高木延秀と渡辺美奈代を出しておけばいいだろうみたいな部分が透けて見える作品です(笑)。山の無いストーリーで途中何度か気を失いそうになりました(笑)。

その中で特別出演の丹波哲郎の怪演が一番目を引くところでしょうか。存在感は抜群です。こういう映画に出るということもすごいのですけど(笑)。あと、刑事役に小林昭二が顔を出していました。ちなみに映画の中での間中校長夫婦は日光猿軍団の主宰者本人だそうです。

作中猿に吹替えで声を入れているのですが、小学校に入るなり「あれが噂の美少女というものなのか」とか言ったり、どこで憶えてくるんでしょうか、そういう知識?(苦笑)なんだか突っ込む気力もなくなるようなセリフ満載です。またこの猿の良太、洋服の上下を着ているんですが、しっぽはちゃんと外に出ているという動物用仕様。いつも疑問なんですが、あれって穴が空いてるだけでジッパーはないんですよね。うっかり閉めると痛そうで(苦笑)。

ちなみに最後までなぜタイトルが『天使のウィンク』なのかよくわかりませんでした。ううむう。作中の音楽もなんとなくアルバイト感覚で作ったような適当な印象を受けましたが、ラストで流れる尾崎亜美作詞・作曲の曲(歌は石井聡子)だけは普通に「ニュー・ミュージック」しているいい曲だったです。

実はこの日光猿軍団の影響で、かつて「日光ソウル軍団」というアマチュア・バンドがあって、私もそこで楽器叩いてたりもしました(笑)。と言っても猿とも日光とも関係なく、ただのソウルのカバー・バンドだったんですが(笑)。


【天使のウィンク 日光猿軍団 1995年 日本】
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by santapapa | 2005-04-17 19:01 | 邦画
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