ロボフォース 鉄甲無敵マリア

ロボフォース 鉄甲無敵マリア

主演が徐克(ツイ・ハーク)と岑建勲(ジョン・シャム)、脇を固めるのが葉倩文(サリー・イップ)と梁朝偉(トニー・レオン)等という近未来ロボット特撮映画です(笑)。



近未来の大都市では巨大ロボット・パイオニア1号を使った英雄党による強盗事件が起こっていました。これを迎え撃つ警察ですが、まったく太刀打ちできません。警察特別分隊では新兵器の開発をやっているのですが、その中でカーリー(ジョン・シャム)は仲間はずれ。カーリーは憂さ晴らしに行った酒場で酔っ払いのツイ(ツイ・ハーク)と知り合います。実はこのツイは英雄党の一員で、カーリーといるところを見られたために英雄党から裏切り者だと思われてしまいます。その頃英雄党の幹部マリア(サリー・イップ)そっくりに開発されたパイオニア2号(サリー・イップ)をカーリーとツイの抹殺に差し向けます・・・・・・。

なんとも言えない香港パワーを感じるトホホな映画の一作。製作はツイ・ハークとジョン・シャム(笑)。ノリが自主制作かと思わせますが(実際見ても最初からエンディング・クレジットまでそんな感じですが(笑))、もちろん本編は香港らしいサービス精神に溢れています(苦笑)。

主役ふたりは主人公だというのに非常にさえない感じですが、義理人情に厚く腹が減っても捕まえた犬を食うことも出来ずと、感情移入しやすいキャラクターに描かれています。この映画、出だしはそこそこ真面目なロボット特撮かなあと思ったら、主役のキャラクターとベタなギャグでどんどんコメディに行ってしまいました。

なんと言ってもかわいそうなのはパイオニア2号をやることになったサリー・イップ。「ウィーン!カチャッ!」というサウンド・エフェクトと共に、大道芸のパントマイムよろしくぎこちない動きをします。しかも、ろくな命令はされないし、ぶん投げられるは、瓦礫の下敷きにされるは、バラバラにされるは、腹に穴開けられるはと、いいことなしです。まだ前半の黒いボディはまだカッコいい・・・・・・・のですが、再改造されたマグマ大使のモル(もしくは銀色のモジモジくん)みたいな姿はちょっと(苦笑)。

新聞記者の役柄のトニー・レオンは、まるでクラーク・ケントのような実に地味な姿で出てきます。実際、私は最初トニー・レオンと気づきませんでした(笑)。しかも、やることなすことドジだらけ。どうも主役を超えられないような工作があるような気がしてなりません(笑)。

ちなみに巨大ロボット・パイオニア1号は起動戦士ガンダムに出てくるザクのパチモンみたいな格好といえば想像はつくでしょうか?(笑)そこそこに重量感が感じられるロボットで、強いし、飛べるし、お腹でミサイル吸収するし(笑)、見かけによらず高機能。

それと、ツイの師匠を演じた林正英(ラム・チェンイン)がなかなかかっこいいところを見せてくれます。さすがは巨大ロボットを作る英雄党にいただけあって、重装備のバイクもかっこいいです。


【ロボフォース 鉄甲無敵マリア (鐵甲無敵瑪利亜/Roboforce) 1988年 香港】
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by santapapa | 2005-03-29 23:12 | 香港(中国・台湾)映画
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