ヤング・フランケンシュタイン

ヤング・フランケンシュタイン(特別編)

「ブルッハー!」

「ヒヒヒ~~~ン!」




「あのフランケンシュタイン博士」の曾孫であるフレデリック・フランケンシュタイン博士(ジーン・ワイルダー)は、脳外科医としてボルチモアの医大の講師をしていました。ところが曽祖父の遺言により家督を継がなければならないことなってしまい、しぶしぶトランシルバニアの屋敷に行くことになります。そこではせむしの家僕アイゴール(マーティ・フェルドマン)と老家政婦フラウ・ブルッハー(クロリス・リーチマン)、小間使いのインガ(テリー・ガー)がいて、博士は城にあった先祖の実験記録を読むうちに自分もその実験をしてみたいと思うようになります。大男の遺体を墓地から盗みだし、優秀な頭脳を研究所から盗み出す・・・・・・はずが手違いで「ヤバイ」脳を盗み出して、死者からモンスターを作り上げます。生命を得たモンスターは屋敷を飛び出すと、城下をさまよい歩きはじめます・・・・・・。

メリー・シェリーの「フランケンシュタイン」を下敷きにした映画・・・・・・と言ってもメル・ブルックスが持ち前のパロディで作った続編っぽい作品です。怪奇映画っぽいストーリーですが、中身はパロディたっぷり。一見シリアスに見え、また元ネタへのオマージュからか、映画本編は20世紀フォックスのロゴから最後まですべてモノクロ-ムの映像。おどろおどろしい音楽がそれに花を添えます。

やはりなんと言ってもモンスターにマッド・サイエンティスト、せむし男に美女と魅力的な登場人物が揃っているのが、いいですね。私は昔はマッド・サイエンティストになりたくて(科学者じゃないところがミソ)、放電管と謎の液体が入った三角フラスコ(もちろん中からは煙が出ている)群に囲まれた実験室がほしかったです。いや、今でもほしいでしけど。書初めに「世界制服」と書いてみたこともあります。漢字が間違っているので、恥ずかしくて捨てましたけど。

冒頭や仕掛け本棚みたいな繰り返しギャグは隙ですし、ヘレン・ケラーなんかのパロディもやっていましたね。私はタバコは吸わないのですが、ベッドで男がゆったりと一服するというおなじみの記号もうまく使ってました。メル・ブルックスの中ではこれが一番好きです。


【ヤング・フランケンシュタイン(Young Frankenstein) 1974年 USA】
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by santapapa | 2005-03-04 23:52 | 洋画一般
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