マニトウ

Manitou

万物に神や霊が宿ると言う発想は、世界的にあちらこちらに点在するそうです。例えばコンピュータに宿っていたりとか(笑)。



サンスランシスコに住むカレン(スーザン・ストラスバーグ)は首のうしろにできた小さな腫瘍が時々動くのに不安を覚え、昔のボーイフレンドで心霊研究家のハリー(トニー・カーティス)を訪ねます。夜にカレンが「パナ・ウィッチ・サリトウ」とつぶやくのを聴いたハリーは、彼女が何者かにとり憑かれていることに気づきます。カレンの腫瘍を切開手術しようとしたヒューズ医師(ジョン・セダー)は、操られるようにメスで自分の左手を切ってしまいます。ハリーは引退した祈祷師アメリア(ステラ・スティーブンス)や呪術の権威ドクター・スノー(バージェス・メレディス)に相談したところ、カレンに搗いているのは400年前のアメリカン・ネイティブの万物に宿る霊=マニトウだということが判ります。ハリーはアメリカン・ネイティブのジョン(マイケル・アンサラ)という祈祷師を探し出して腫瘍の切開手術の場に連れて来ますが、苦しむカレンは「ミスカマカス」という言葉を吐いて背中から悪霊が誕生、病院はパニックになります・・・・・・。

なぜか、web-tonbori堂ブログさまのエントリーを見て急に思い出した映画です(笑)。感謝。こいういう映画があったのを忘れていたのは、何か記憶を押さえつけているものがあったに違いありません(笑)。

二番煎じの帝王と言われたウィリアム・ガードラーの遺作であり「オリジナル」な作品。以前に『アビイ』という黒人版エクソシストも撮っていますが、世間的には熊版ぺっぽこ『ジョーズ』、『グリズリー』が有名でしょう。この『マニトウ』も前半はオカルト的な映画ですが、着ぐるみ(苦笑)のミスカマカスくんが出てからはSF色が強くなります。

もうね、これがすごいです。ミスカマカスくんは病院を氷漬けにしてしまうので、ジョンは大地やら天やら水やら火の精を呼び出しますが相手が強すぎでだめ。ところがミスカマカスくんは400年前の呪術師だもんで、最近の機器は支配できないことが判り(その割に手術室のレーザーメスは支配されてたような(苦笑))、病院中の機械を作動させた力でミスカマカスくんをやっつけようとします。ところがどっこい、神の力をつけたミスカマカスくんはカレンの病室の中を無限に拡がる大宇宙にしてしまいます(?)。万事休すと思われた時、なんとハリーの愛の力でコンピュータの霊=マニトウが発動、カレンの身体を借りてミスカマカスくんとビーム照射の宇宙戦争を繰り広げます(爆笑)。

やっぱ、愛ですか・・・・・・?


で、エンディングのテロップ。
「1969年。東京の15歳の少年の胸に腫瘍が発生。腫瘍は膨張し鮮明ではないが、明らかに人間の胎児であった」

・・・・・・


不勉強ながらそういう話、聴いたことありません(苦笑)。東洋の小さな島国のことだと思って、テキトーこいてるのでしょう(苦笑)。

音楽はなぜかラロ・シフリン。この映画だと誰が担当しても浮いてしまったような(苦笑)。

ちなみにこの映画、当時はそれなりにヒットしたように記憶しています。子供が見ると結構怖い映画ではないでしょうか。そう言えば昔、少年サンデーに連載していた上條淳士の『TO-Y』というマンガに、いつもお面をかぶっているマニトウ君というのが出ていました。


【マニトウ(The Manitou) 1978年 USA】
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by santapapa | 2005-02-20 23:01 | 洋画一般
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