バーブ・ワイヤー ブロンド美女戦記

バーブ・ワイヤー

近年アメリカン・コミックスの映画化がとみにさかんになってきましたが、これまでにDCコミックスの『スーパーマン』や『バットマン』以外にもいろんなアメリカン・コミックスが映画化されています。90年代に映画化されたうちの一本がこの映画です。



2017年、USAでは内戦状態でファシストによって全土に戒厳令がひかれているような状態の中、スティール・ハーバーではレジスタンスが最後の抵抗をしていました。そこでハンマーヘッドという酒場を経営する元兵士のバーブ・ワイヤー(パメラ・アンダーソン・リー)は、裏で賞金稼ぎをやりながら生活をしていました。ある日、かつての恋人であったアクセル(テムエラ・モリソン)が現在の妻でもある女性科学者コーラ・D(ヴィクトリア・ロウエル)を国外に脱出させるために彼女の店に相談にやって来ますが、裏切られた過去を忘れられないバーブ・ワイヤーは彼を無視します・・・・・・。

原作はダークホース・コミックスから出ていた『Barb Wire』。ダークホース・コミックスといえば、DCコミックス、マーベル・コミックスといったアメリカン・コミックスの2大出版社には及びませんが、中堅どころではそこそこに知られた名前です。『ヘルボーイ』『マスク』『タンクガール』なんかを出していて、また、『無限の住人』『ガンスミス・キャッツ』『ダーティ・ペア』(なんとアラン・ウォーレンが描いてたりする)などの日本のマンガ家のキャラクターによる作品も出版したりしています。『兎用心棒』ってのは謎ですけど(笑)。

中でもダークホース・コミックスがおそろしい面白いのは映画のキャラクターのマンガ化権をかたっぱしから買うことで、1989年に出した『エイリアンvsプレデター』は有名ですし、逆に最近映画化されました。ダークホース・コミックスは調子に乗って、その後に『エイリアンvsプレデターvsターミネーター』(笑)なんてもの作ってます。ゴジラガメラ(#1の表紙を橋本満明、#2~#4の表紙を開田裕治が描いています)のマンガ化権も持っていてオリジナル・ストーリーを出しています。しかしその中でも、さすがにゴジラとNBAのスターであるチャールズ・バークレーが闘う『ゴジラvsバークレー』には参りました(爆笑)。映画化してほしくないかと言われれば、金はいくらでも出すからぜひ見てみたいですけど(苦笑)。これはもうDCの昔の迷作で「月刊スーパーマン」にも載った『スーパーマン対モハメド・アリ』をあっさり超えたなと思いました(笑)。

ストーリーは安ものの『カサブランカ』(笑)。粗筋が名画でも脚本と登場人物が違うと全然違います。もっとも時代設定も世界観もまるっきるかけ離れていますけど。そもそも『カサブランカ』のリックに相当する酒場の経営者兼賞金稼ぎは、プレイメイトのナイス・バディ、パメラ・アンダーソン・リーですし。「Babe」といわれるとキれるという設定がなんとも微妙に面白痒しといった感じです。

しかしまあ、この映画の魅力は1にパメラ・アンダーソン・リー、2にパメラ・アンダーソン・リー、3にパメラ・アンダーソン・リー(笑)の映画ですね。確実に成人男性層をターゲットにしているタイトルバックは予想通りなんですが、なかなかどうして、意外にアクションとかもかなりがんばっていて割といい感じです。私としてはB級映画らしいB級映画ならではの佳作ではないかと思っています。

しかし「有刺鉄線」じゃあ何のことか判らないからでしょうけど、日本語のタイトル、もうちょっとどうにかならなかったんですかね(笑)。


【バーブ・ワイヤー ブロンド美女戦記(Barb Wire) 1997年 USA】
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by santapapa | 2005-02-16 00:09 | 洋画一般
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