ザ・デイ・アフター

ザ・デイ・アフター

20年程前の1983年はまだソビエト連邦や東西ドイツが存在していて、資本主義対社会主義、所謂東西社会の緊張というものが世界の大きな動きのひとつでした。



ある年の秋、ソ連軍武装師団が西独に侵入して東独で反乱が勃発し、一気に東西間の緊張が高まります。日々の生活に追われるUSAの人々は、不安を感じながらもまさか戦争にまで発展するとまでは思いません。ところがそのよもやの戦争が始まり、ラジオが核シェルターへの避難命令を伝え町はパニック状態となります。そしてカンサスシティではソビエト連邦の核ミサイル着弾、爆発によって何もかもが破壊し尽くされてしまいます。そして生き残った人々は・・・・・・。

元はUSAのTVで公開されて高視聴率を撮ったというフィルム。日本ではその話題性から翌年、全国の劇場で公開されています。

筋立てとしては、例えば『世界大戦争』みたいな映画の方が無理がなくまた説得力はあります。実際核戦争が起こるまでの経緯もなんだか説得力に欠けますし、核爆弾もなんだか普通よりも大きい爆弾が落ちたような印象です。ただ「The Day After」ということで、近未来アクションもののように核戦争後の世界を物語世界構築ネタとしてではなく、過激な描写はないにしても核戦争後の恐怖と人々という観点から描いているのがポイントでした。

不足する水と食料、全力を尽くしても間に合わない病院の救護活動、自分が生き延びるために争う人々。これは場合によっては明日にでも起こりうる話だったというところが、当時大きな注目を集めた理由でしょう。

映画はただ淡々と絶望を描写して終わります。この物語が現実にならないことを願わずにいられません。


【ザ・デイ・アフター The Day After 1983年 USA】
[PR]
by santapapa | 2005-02-10 22:07 | 洋画一般
<< エッチの国のアリス 悪いことしましョ! >>