前作から18年、まさかの続編『ブルース・ブラザース2000』がスクリーンを彩りました。
エルウッド(ダン・エイクロイド)は18年の刑期を終えて出所。彼の手元に届いたのは相棒のジェイクが既に世を去ったという知らせでした。エルウッドは再びバンドを結成するためにメンバーを集め始めます。恩師であるマザー・メアリー(キャサリン・フリーマン)からあずかった孤児のバスター(ジョイ・エヴァン・ボニファント)、歌手志望のバーテンであるマイティ・マック(ジョン・グッドマン)を新しくメンバーに加えて、かつてのバンドのメンバーも集まり新たにブルース・ブラザース・バンドを結成。ルイジアナの魔女クィーン・ムセット(エリカ・バドゥ)が開催する勝ち抜きバンド合戦に出演するために出発します・・・・・・。
1982年に相棒であるジェイクことジョン・ベルーシが亡くなっていますから、よもや続編が作られるとは思いませんでした。それだけに冒頭のジェイクをじっと待ち続けるエルウッドのシーンはぐっときますね。前作リスペクトの小ネタもちらほら見られます。しかし前作みたいなものを期待しても、ジョン・ベルーシどうしてもはいないのですから、ダン・エイクロイドの出るまったく別物の音楽煙画として見ればそれなりに楽しめました。
今回もミュージシャンの出演者が豪華絢爛です。まず、ライバルのルイジアナ・ゲーター・ボーイズのメンバーがこれまたすごすぎです。ジャック・ディジョネット(もちろんピアノじゃなくてドラムを叩いてました(笑))やら、グローバー・ワシントンJr.やら、スティーブ・ウィンウッドやら、ジェフ・バクスターにエリック・クラプトンなど。あれはちょっと反則ではないでしょうか?(笑)
USAの丹波哲郎、ジェームス・ブラウンも元気に登場。アレサ・フランクリン、B・B・キングも出演ととどまるところを知りません。
ここでも警官隊やロシアンマフィア、右翼の民兵などに全編追われまくってますが、やはり追われると言うのは映画の1ジャンルですね。
【ブルース・ブラザース2000(Blues Brothers 2000)1998年 USA 】