Mr.インクレディブル

Mr.インクレディブル

公開中のディズニー/ピクサーの3DCGアニメーションです。監督はあの『アイアン・ジャイアント』のブラッド・バード。期待を裏切らない楽しい映画でした。



かつて世界では多くのスーパー・ヒーロー&ヒロインたちが事件があれば駆けつけて解決していました。ところがあることがきっかけでスーパー・ヒーローたちは裁判に訴えられて、活動を禁止されてしまいます。時が経ち、かつてスーパー・ヒーローだったMr.インクレディブルは保険会社に勤務していて、かつてスーパー・ヒロインだった妻と3人子供で平凡に暮らしていました。しかし、Mr.インクレディブルことボブ・パーは昔スーパー・ヒーローで活躍していたことがどうしても忘れられません。そんなある日、ボブの元に謎の人物から力を貸してほしいという依頼が来ます・・・・・・。

元々アメリカン・コミックス好きですし、あの『アイアン・ジャイアント』の監督ということで楽しみにして見に行きました。スーパー・ヒーローものとしてもよくできた映画ですが、007に代表されるスパイ映画の匂いがぷんぷんしていてこれがまた心をくすぐりました。潜入するところや謎の美女との関係もそうですし、エンディング・クレジットや音楽もなつかしいスパイ映画のテイストがたっぷりでしたね。また、ブラッド・バード監督の子供の頃のヒーローは『アイアン・ジャイアント』でもお分かりのように、文句なしにスーパーマンだったそうです。

後半はスピード感あふれるアクション・シーンの連続で、ジェットコースター・ムービーみたいな感じです。それぞれの超能力は各人の特徴をデフォルメしたそうですけど、違った能力で協力して戦っていくところがまたうまいですね。家族のあり方やそれぞれの関係を細かい描写でフォローしていて、心温まりました。『アイアン・ジャイアント』でも、ホーガスの母アニーは子供を守るためなら車で検問を突破してまで巨大ロボットを追っていくように描いていた魅力的なキャラクターだったのですが、今回の映画では表情も性格もよく似た感じのヘレン・パーことインクレディブル夫人=イラスティ・ガールが大活躍していました。拍手喝采です。

コシノ・ジュンコ似のスーツ・デザイナーが出ていましたが、パンフレットを見たらブラッド・バード監督が声を当ててました(笑)。びっくり。そういえばあまりヒーローのスーツのデザイナーにはこれまで脚光が浴びていなかったような。映画『X-メン』ではサイクロプスとウルヴァリンが機内で衣装についてグチる場面はありましたけど(笑)。

またマントはダサいというこだわりも面白かったです。ちゃんとオチもつけてるし。昔はよく風呂敷をマントにして遊んだりしていましたが、最近のスーパー・ヒーローは、モデル・チェンジしたスーパーマンも含めてマントをつけていないのが多いですしね。もしかしたら、CGの工程を減らしたいからなのかもしれませんけど。

ちなみに私が見たのは字幕バージョンでした。吹替バージョンも世間で非常に評判がいいので、見に行きべきかDVDを待つべきか悩むところです。

ところで本編の前に上映された羊の映画、昔飼ってた犬を風呂に入れた時を思い出しました(笑)。しょぼくれ方が似ているんです。


【Mr.インクレディブル(The Incredibles)2004年 USA】
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by santapapa | 2004-12-31 13:46 | 洋画一般
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