ブレードランナー

ディレクターズカット ブレードランナー 最終版

『ブレードランナー』と最初聞いた時には「刀の走者?剣の舞?」とか思って、どういう意味だったのか分からなかったのですが、実は今も分かっていません(苦笑)。



人類が宇宙に進出していた2019年。レプリカントという人間そっくりの人造人間が作られていましたが犯罪や叛逆を起こすことがあるので、警察ではレプリカントと人間を識別するためのフォークト・カンプフ検査で罪を犯したレプリカントを抹殺していました。そんな時、宇宙に出ていた4体のレプリカントが脱走。刑事であるデッカード(ハリソン・フォード)は脱走したレプリカントを追います・・・・・・。

2019年といえば15年後ですが、この映画が作られた年からは40年近く先のことでした。猥雑とした未来の雰囲気は、フィルム・ノワールの世界を未来に移した感じです。個人的には化学プラントを見慣れているので、内陸部であんな炎が上がっているのがまず疑問でしたが(笑)、まあ雰囲気というものでしょう。映画全体の雰囲気も未来版フィルム・ノワールと言った印象です。また生命をテ-マにしているだけに、ひとつひとつの死のエピソードを丁寧に描いて見せてくれます。

音楽を担当しているのはバンゲリス。昔からの機材をずっと使っているんだろうなあと思わせる、一貫してバンゲリスらしい音色使いのサウンド・トラックですが、これが実にはまってます。

公開後に「完全版」、「ディレクターズ・カット最終版」が作られたそうですね。バンゲリスのシーケンサー主体の音楽とナレーションをバックに、森の上を失踪するラストの部分などが変わっているとのことです。現在DVDで出ているのは「ディレクターズ・カット最終版」らしいですね。

原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。風変わりなタイトルだけはよく知られているのではないでしょうか。ただ、映画の方は設定とかいつまんだストーリーを引っ張ってきて使った感じで、小説とはちょっと離れた感じになっています。原作は非常に面白い小説でまさに名作ですので、まだ読まれてなくて興味のある向きはぜひ読んで見られることをお薦めします。映画に無い部分でヘミングウェイの「老人と海」を思わせるようなラストも好きです。


【ブレードランナー(Blade Runner) 1982年 USA】
[PR]
by santapapa | 2004-12-30 20:05 | 洋画一般
<< Mr.インクレディブル フレッシュ・ゴードン >>