くるみ割り人形

『くるみ割り人形』と聴くと石川ひとみを思い出したり(オヤジ=santapapa)、EL&Pの「Nutrocker」を思い出したり(オヤジ=santapapa)する人もいるでしょうが、クリスマスの頃になると『くるみ割り人形』のバレエがあちこちで上演されます。



十九世紀頃のドイツでのお話。ニュールンベルクの上流家庭に育つ少女クララが三年振りに帰ってくる大好きな従兄弟のフリッツを待っていると、ドロッセルマイヤーおじさんがやってきました。おじさんの持っていたくるみ割り人形がとても気に入ったクララは、おねだりをしてむりやりもらうことに成功します。それから眠りについたクララがふと変な物音で目を覚ますと、せっかくもらったくるみ割り人形をネズミが持って行こうとしているではありませんか。慌てたクララが追いかけると、ネズミたちは大時計のなかに逃げ込んで行きます・・・・・・。

E・A・ホフマンの『くるみ割り人形とねずみの王様』を原作にチャイコフスキーのバレエ組曲『くるみ割り人形』の音楽をからませた、人形アニメーションです。

サンリオ=ヘラルド映画で脚本は現・株式会社サンリオ代表取締役社長の辻信太郎、音楽監修は山本直純で小泉和裕指揮の新日本フィルハーモニー交響楽団と荘村清志のギターによる演奏、劇中の音楽は若月明人と羽田健太郎(この頃は渡辺真知子のアレンジとかやってましたね)で作詞が寺山修司という豪華なスタッフ陣で、ちょっとびっくり。謎の外国人(ビショップ・グインって誰?)が謎の主題歌を歌っているのがちょっと謎でした(苦笑)。

対する声を当てているキャストの方も、当時15歳だった杉田かおるを中心に、ドロッセルマイヤーおじさんを含めて4役を使い分けた西村晃(『ルパン』のマモー後の仕事でしょうか)、志垣太郎、岸部シロー、玉置宏、大橋巨泉、坂上二郎、愛川欽也、牧伸二、藤村俊二とこれまた豪華な顔ぶれです。

また途中にどういう訳かいきなりバレエのシーンが実写で入り(笑)、それがまた森下洋子と清水哲太郎という組み合わせでした。

人形アニメーションとしては若干ぎこちない動きではあるんですが、それがまた味を出してして逆にいい雰囲気を出していたように思います。人形の造形もかなりヨーロッパっぽさを意識した感じの作りでした。原作が童話ですので心温まる話に仕上げています。ノリノリのメンバーによる脱線も多少あるところがいかにもという感じで嬉しいところです。今も時折思い出す人形アニメーションです。


【くるみ割り人形 1979年 日本】
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by santapapa | 2004-12-07 21:58 | 邦画
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