四月の魚

四月の魚(POISSON D’AVRIL)というのはフランス語でエイプリル・フールを意味する言葉だということ。その日に魚の形をしたチョコレートを想い人に贈って、もし実らなければジョーク、実ればうそから出た真実だという風習があるそうです。



7年前に初監督作品日本監督協会新人賞を受賞した根本昌平(高橋幸宏)は,その時の主演女優で年上の衣笠不二子(赤座美代子)と結婚してますが、それ以来監督としては泣かず飛ばず。妻は若手アイドル四禮正明(四禮正明)と噂になったりしてますが、昌平は大好きな家事に専念しています。そんなある日、数年前にCM撮影で訪れたアラニア島の日系二世であるパナポラ・ハンダ酋長(丹波哲郎)から、「商用で来日するため4月1日に昌平の家を訪れたい」という手紙が届きます。このアラニア島では友情の誓いとして妻を一晩提供するという習慣があるのを昌平は知っているから、さあ大変。困った昌平は悪友のシナリオライター藤沢に相談を持ちかけます・・・・・・。

高橋幸宏か監督の大林信彦のファンでない人にはあまり知られていない映画です。内容はファン以外の人には微妙(苦笑)。主役のセリフ読みがちょっと(苦笑)。洒落た映画を作ろうとしているところはよくわかるのですが、空回りしているというか、なんかすごく奇妙な感じの映画です(笑)。何も考えずにB級コメディとして見ると、波長が合えば楽しめると思います。湿っぽさがないさわやかさが好きでした。

監督が大林信彦、脚本(TVの司会者役として出演も)がジェームス三木で、出演陣が上記以外にも中村勘五郎、横山あきお、峰岸徹、三宅裕司、泉谷しげるなどとなにげに豪華です。しかし、なにをやっても抜群の存在感を持っている丹波哲郎先生って(爆笑)。

音楽はもちろん高橋幸宏が担当していて、主題歌の「POISSON D’AVRIL」はいかにも高橋幸宏っぽい曲で心の下をくすぐる感じの佳曲です。当時は確かカシオのシンセサイザーのアドバイザーも務めていた記憶があります。


【四月の魚 1986年 日本】
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by santapapa | 2004-12-03 21:29 | 邦画
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