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ゴッド・ギャンブラー3

ゴッド・ギャンブラー3

前年の『ゴッド・ギャンブラー2』(賭侠)の続編。『ゴッド・ギャンブラー』(賭神)のスタッフで『ゴッド・ギャンブラー』のパロディ『ゴッド・ギャンブラー賭聖外伝』(賭聖)の周星馳(チャウ・シンチー)と呉孟逹(ン・マンタ)を主役に据えて撮った『ゴッド・ギャンブラー2』の続編ですが、劉徳華(アンディ・ラウ)は出ていません。



1991年の頃のお話。賭聖シンに敗れた超能力者・賭王は復讐を果たすために超能力で戦いを挑んできます。壮絶な超能力合戦の中、エネルギーの衝撃でシンとおっちゃんと賭王は1937年の日本軍が占領していた上海にタイム・スリップしてしまいます。ひょんなことから上海の顔役を助けたシンは川島女史が率いるギャンブラーと対決することになります・・・・・・。

監督は王晶(バリー・ウォン)。タイム・スリップ&超能力合戦のコメディ映画で、最初から最後までもうチャウ・シンチーの独擅場。もはやどこがギャンブル映画なのかわかりません(苦笑)。ン・マンタとの息の合ったコメディを繰り広げています。また超能力を使う時の効果音がすごくチープなシンセサイザー音で、これは狙ったのでしょうか?(笑)展開はもう強引でなんでもありの状態。未来と過去とで携帯電話がつながるというのもすごいですが、必殺技「カニバサミ」を電話で指導しながらかけるというのも無茶ですな(笑)。

鞏俐(コン・リー)がヒロイン姉妹を一人二役で演じています。しかし大女優にこんな役をやらせていいのでしょうか?(笑)ン・マンタも主人公の仲間とその過去の親父役との一人二役をやっていますね。

お気に入りにシーンは、1937年の上海でマクドナルド風の肉まん屋を開いて、そこでミュージカル風に皆が踊り歌うところ。唐突に「お祝いに踊ろう」ということからして強引ですが、肉まんを讃える歌を歌いながら踊る場面はほとんどインド映画にも似た楽しいノリです。


【ゴッド・ギャンブラー3(賭侠 2上海灘賭聖/GOD OF GAMBLERS 3: BACK TO SHANGHAI) 1991年 香港】
by santapapa | 2004-11-27 22:19 | 香港(中国・台湾)映画
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