空軍大戦略

空軍大戦略 アルティメット・エディション

第二次世界大戦初期の1940年、ドイツがフランスを制圧した後に対英航空戦として始まった、所謂「バトル・オブ・ブリテン」を描いた史実を基にした戦記映画です。



1940年、諸戦の大勝利にドイツはスイス駐在のイギリス大使に和平使節を送りますが、イギリスはこれを拒否し後に「バトル・オブ・ブリテン」と呼ばれる戦いが始まります。ドイツの航空機2000機に対してイギリスは650機。ドイツの航空機はイギリスの航空基地を襲い、遂には首都ロンドンの爆撃を始めていきます・・・・・・。

この映画での空中戦は、後のUKのテレビドラマ『謎の円盤UFO』『スター・ウォーズ』にも影響を与えたとも言われる映画です。航空機は当時まだ残っていた実機をふんだんに使って撮影されたそうで、人間ドラマを挟んでの幾度にもわたる空中戦のシーンはリアリティがあります。イギリスの映画で「バトル・オブ・ブリテン」を扱っていながら、両国のパイロットにそれぞれ視点を当てていて決して「桃太郎の鬼退治」みたいな撮り方にはなっていません。

ロンドンの空襲、何度も繰り返される空中戦・その中でおびただしい人が死に、カメラは淡々とそれを映し出します。最後の戦いのデータが出る部分を除けば、撃墜に対するヒロイックな賞賛もあまり見られません。特に最後の長い空中戦におけるセリフと効果音を排した音楽だけの部分は、次々に撃墜される航空機を映し出してなんともいえない重厚さが漂います。

この映画ではイギリスの婦人部隊によるレーダー班の模様も何度か映し出されています。『謎の円盤UFO』におけるムーンベースはこれへのオマージュだと思われる風景です。


【空軍大戦略(Battle of Britain)1969年 UK】
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by santapapa | 2004-11-21 06:10 | 洋画一般
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