ガメラ 大怪獣空中決戦

ガメラ THE BOX 1995-1999


1980年に公開された『宇宙怪獣ガメラ』は、過去の画像の総集編に寸劇を交えたような作品でがっかりしたファンも多いと思います。それから15年の月日が流れ、新たにガメラ映画が作られると聞いて、不安と期待を胸に見に行った人も多いのでは。



福岡市の動物園に勤める鳥類学者の長峰真弓は、五島列島の姫神島で消息を絶った恩師を探しに長崎県警の大迫とともに姫神島に行きます。そこで何ものかによって破壊された家屋を見つけ、調査を続けていくうちに謎の巨大鳥型生物ギャオスに遭遇します。人を食糧とする3頭のギャオスを捕獲するために、福岡ドームに罠を仕掛けて誘導します。

一方プルトニウム輸送船・海竜丸が太平洋上で水面に浮いている謎の環礁に乗り上げてしまいます。調査船がその環礁を調べていったところ、突然環礁が動き出し、巨大な亀の形をした生き物として福岡へと飛来します。その生き物こそガメラの姿であり、ガメラは福岡ドームでギャオスと対峙します・・・・・・。

姫神島で中山忍扮する鳥類学者の長峰真弓が、ギャオスの排泄物から未消化の万年筆と眼鏡を見つけるところからして、従来の怪獣映画とは一味違うと思わせてくれました。アイドルと怪獣は排泄行為はしないと思ってましたし(笑)。そこここにリアリティを出していこうという部分が見え隠れします。見ているうちにどんどんとスクリーンに引き込まれてしまって、最初に抱いた不安は微塵もなくなってしまい、最後には感嘆のため息が出てしまいました。

この作品は、新しいガメラの1作目としていろいろと試行錯誤もあったし、制作会社からのシバリも多かったそうです。ガメラの形態なども1作目のヒットの実績で2作目、3作目と理想に近づけることができたみたいですね。飛ぶ時にヒレがついていたり、頭を小さくしたいというのは1作目からあったそうです。

この映画の中で、夕陽の中で折れた東京タワーに佇むギャオスの姿!これは怪獣映画の歴史の中でもベスト1に入る素晴らしく美しいシーンだと思います。このようなシーンが見られるとは思いませんでした。ちなみにギャオスが原因とはいえ、直接東京タワーを折ったのは自衛隊のミサイルですれど(笑)。

この後世界観を引き継ぎながら、特撮がどんどんグレード・アップしていく平成ガメラ3部作を見ることができたのは、幸せに思ってます。


【ガメラ 大怪獣空中決戦 1995年 日本】
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by santapapa | 2004-11-16 23:17 | 邦画
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